住宅性能評価について①

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こんにちは!

だんだんホームの中嶋です。

寒さが一段と増す日々ですがお変わりなくお過ごしでしょうか?

 

コロナの広がりもありますので日々の体調管理の徹底を心掛けたいと思います!

さて、皆さんはお家を探す時どの情報サイトを拝見しますか?

ネット(アットホームやSUUMO)や情報雑誌、新聞紙など様々な媒体があります。

 

その中でも新築戸建や中古戸建の物件情報の欄に

『設計住宅性能評価書』『建設住宅性能評価書』といった文字を見たことはないでしょうか?

(アットホームより)

 

設計住宅性能評価と建設住宅性能評価、この2つの総称を『住宅性能評価』といいます。

今回はこの事についてお話していきたいと思います~!

 

住宅性能表示制度の目的

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいた制度のことです。

国に登録されている第三者機関が、全国共通基準である「評価方法基準」をもとに評価します。

 

一生に一度の大きな買い物である家。

その購入をする際には、立地や価格、デザインだけでなく家の性能も重要なポイントとなります。

 

しかし、家の性能といっても建築という専門的な知識がなければなかなか分かりづらいもの、、

そこで、全国共通の基準をもとに家の様々な性能を数値化することで、

一般消費者の方でも家の性能面を比較検討しやすくするためにこの制度が制定されました。

 

また住宅性能表示制度を利用した住宅は、住宅ローンの優遇や保険料の割引を受けることも可能です。

 

住宅性能表示制度の内容

先述のとおり、住宅性能表示制度は2種類に分かれます。

①「設計性能評価書」

設計図や工事計画書などに基づき、設計段階で予想できる範囲内のものについて評価して交付されます。

 

②「建設性能評価書」

施工段階と完成段階に現場検査を行い、設計性能評価書どおりに建設されたことを確認できると交付されます。

 

性能表示の項目

住宅性能表示では具体的にどういった項目について評価をするのでしょうか?

評価基準は全部で10項目ありますが、その中で必須項目は4つあります。

 

「構造の安定に関すること」

  地震や台風、暴風、積雪などの力に対する建物全体の強さ

「劣化軽減に関すること」

  長く住まうための、土台や柱の耐久性

「温暖環境に関すること」

  冷暖房のムダを抑えるため、壁や窓の断熱の程度

「維持管理、更新の配慮に関すること」

  給排水管やガス管などの、清掃や修理のしやすさ

 

平成27年4月より、必須項目は10項目から上記4項目へ大幅緩和されました。

この緩和により、住宅性能表示制度の利用がさらに促進されるのではないでしょうか、、、!

他の選択項目には、火災時の安全性や、室内の明るさに関すること、防犯に関すること、高齢者の暮らしやすさなどの項目があります。

 

住宅性能表示制度は任意の制度であり、

評価を受けるためにも費用がかかります。

制度を利用するかどうかは住宅購入者に委ねられています。

 

次回は住宅性能評価取得物件のメリットなどについて説明したいと思います!

それではまた!