地番と住居表示の違いとは??

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こんにちは🌻

だんだんホームの山下です!

 

皆さん、ご自身の“住所”はもちろんご存知ですよね?

コロナ渦でおうち時間が増え、ネットショッピングやデリバリーなど、家にモノを配達してもらう機会も増えましたね!

 

実は住所には【地番】と【住居表示】という二つの正確な呼び方があることをご存知ですか??

どちらも場所を特定するための番号であることに変わりはないのですが、

不動産の取り扱いをするにあたっては大きな違いがあります。

今日は、地番と住居表示の違いについてお話します🏠

 

地番とは

法務局によって、土地一筆ごとに振られた番号

 例えば「熊本市〇区〇丁目123番4」のように表示します。

 地番は、土地の権利証や登記簿謄本などに記載されています。

 また、売買・賃貸契約書に記載されている対象土地の表記は地番です。

 

住居表示とは

市町村によって、住居(建物)に振られた番号

 例えば「熊本市〇区〇丁目1番2号」のように表示します。

 日常生活で使うのはこちら。

 郵便物の送付先やナビを入力するのは住居表示です。

 

 住居表示のはじまり

 住居表示は、昭和37年に制定された【住居表示に関する法律】により始まりました。

 それ以前の日本では、地番を住所としていました。

 しかし市街化が進むにつれ、土地の売買や区画整理が進み、分筆・合筆が繰り返されました。

 地番がなくなってしまったり同じ地番に複数の建物が建つことで、それぞれの家の住所の特定が難しくなり、郵便配達など日常生活にも支障をきたすようになってしまいました。

 

 そこで法律が整備され、建物1棟1棟に住居表示が振られるようになったのです。

 住居表示は住民票に記載されている住所です。

 

 しかし、住居表示は全ての地域で必ず実施されているわけではなく、現在でも地番を住所として

 そのまま使用している地域は少なくありません。

 その場合、地番が「熊本市〇区△△町123番4」であれば「熊本市〇区△△町123番地4」のように表示します。

 

住居表示から地番を調べる

①登記済証や固定資産税の納税通知書

自分所有の土地でしたら、登記済証や市町村から送られてくる固定資産税納税通知書を

確認する事で地番を知る事ができます。

 

②ブルーマップ

ブルーマップとは、ゼンリンという会社が発行する地図の事です。

通常の住宅用地図の上に公図を重ね合わせる事で住居表示を元に地番を調べる事ができます。

購入できますが、非常に高価な為、以下の施設で無料で閲覧すると良いでしょう。

 ・国会図書館(東京と京都にしかありませんが、全国のブルーマップが用意されています)

 ・全国の大きい図書館(熊本では、熊本県立図書館と合志市立図書館)

 ・管轄の法務局(地番だけの情報が知りたいのであれば、電話での問い合わせにも対応してくれます)

 

③地番検索サービス

有料ですが、「登記識別情報サービス」にアクセスして調べる事ができます。

 

地番から住居表示を調べる

①ブルーマップ

上記で説明した通りですが、地番から住居表示を知りたい場合、法務局では電話の問い合わせ対応ができません。

 

②役所に相談する

役所が住居表示の施工を行いますので、役所に相談するのも良いでしょう。

 

まとめ

意外と知らない地番と住居表示の違い、お分かり頂けましたでしょうか。

住居表示は知っているけど、地番は知らない。。という方は多いと思います。

 

普段の生活の上で、地番はあまり意識しませんよね。

でも、家づくりをお考えの方・・不動産売買の際には必ず地番が登場しますので、ぜひ覚えておいてくださいね😉